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姿を現したセカンドライフ [セカンドライフ/01]

 {Electronic Journal}ブログの過去記事(EJ第2137号)再掲示の転載です。
 ブログ:http://electronic-journal.seesaa.net/category/3639613-1.html
 2007年08月06日の記事

 今年は「携帯電話」(41回)の話からはじまり、2005年に取り上げた「インターネットの歴史Ⅰ」続編である「インターネットの歴史Ⅱ/日本のインターネットの歴史」(57回)と続き、リチャード・クー氏のバランスシート不況論に基づく「日本経済回復の謎」(46回)を取り上げました。
 そして、今日からはじまるテーマは再びITのテーマで、現在話題沸騰の「セカンドライフ」を次のタイトルで取り上げます。
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   経営者はセカンドライフをどのようにとらえるべきか
   ―― ネットの世界に起こっている革命を追う ――
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 「セカンドライフ」といっても定年後の生活という意味ではありません。現在、インターネットの世界で起きている革命のひとつであり、それは「仮想革命」と呼ばれています。
 「セカンドライフ」ということばを日本で聞くようになったのは、2006年の後半から2007年の前半にかけてです。年配の人は「セカンドライフ」を本当に第二の人生――定年後の生活ととらえていたと思うし、若い人はロールプレイングゲームの新種だと思っていたはずです。
 それが、どうやら違うらしいと多くの人が思いはじめたのは、NHKが次の番組で取り上げたからです。
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  クローズアップ現代/「膨張するバーチャル経済」
       2007年6月11日/NHK総合放送
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 国谷裕子キャスターが司会するこの番組の視聴率は高く、多くの人がこの番組を見たはずです。しかし、月曜日の午後7時30分から8時という時間帯の番組であり、多忙な経営者やビジネスマンが見逃している可能性は高いと思います。
 そして7月30日――当日発売の『週刊/東洋経済』が次の特集を組んだのです。おそらく「セカンドライフ」をIT系でない一般のビジネス誌で取り上げた最初になると思います。
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  『週刊/東洋経済』2007・8/4
  世界がまた動きはじめた!!セカンドライフ/仮想革命
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 これで多くのビジネスマンが「セカンドライフ」というのは、どうやらITのテーマらしいと認識したと思います。しかし、今回はきわめてわかりにくい概念であり、とくにオンラインゲームというものを一度もやったことのない中高年世代の人には、想像できない世界であるといっても過言ではないでしょう。
 クローズアップ現代で「セカンドライフ」を見たあるITに弱い女性は次のように感想を述べています。
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    あんな人形芝居をして何が面白いのかしら?
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 さもありなんと思います。奇怪な格好をした人形が立体空間を歩き回って、バーでビールを飲んだりする――どうなっているのと考えても不思議はないのです。
 ところで、「セカンドライフ」とは何なのでしょうか。このあたりで、一応定義しておく必要があると思います。数ある「セカンドライフ」の定義の中で、一番優れていると思われるものをご紹介しましょう。
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 セカンドライフとは「メタバース」と呼ばれる3次元(3D)仮想空間の中を自分自身の分身である「アバター」を操って動き回る、見た目は多人数参加型オンラインゲームそのものというプラットフォームである。
   ――前掲『週刊/東洋経済』2007・8/4より
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 確かに、ここでいうところのアバターなるものが動き回る3D空間を見せられると、オンラインゲームの一種という感じがしますし、「人形芝居」という表現もそんなには外れていないと思うのです。アバターは人形には違いないのですから。
 しかし、セカンドライフは、2005年頃から顕著になって現在も続いているインターネットにおける激変というか革命のひとつとしてとらえないと、本質を見失うことになります。
 動きのない静的なウェブサイトからはじまって、それが動的なブログに変貌し、さらにSNSやユーチューブがそれに加わり、それがベースとなってセカンドライフにいたる――そういう流れのなかでとらえるべきなのです。
 したがって、このテーマはそのあたりから述べていくつもりです。ちなみに、最近、インターネット、ウェブ、ネットということばがさかんに使われています。一体どう違うのでしょうか。
 これはすべて「インターネット」そのものを意味しており、同じ意味のことばです。「ネット」はインターネットを短くいったことばであり、「ウェブ」はワールドワイド・ウェブ――世界中にはりめぐらされた蜘蛛の巣という意味であり、インターネットそのものを意味しています。
 インターネットがはじめて注目を浴びたのは、おそらくメールではなく、ウェブサイト――ホームページではなかったかと思われます。インターネットの歴史Ⅱで述べたように、メールの方がはるかに昔から使われていたのですが、それはあくまでコンピュータ・エンジニアの道具に過ぎなかったのです。
 ところがウェブサイトはメールと違って豊富な色を使って表現できるし、写真やイラストなども自由に掲載することができるので、人目を引く効果がある――企業の広告に使えると考えた人が多かったと思います。そこで、どの企業も会社案内の代わりとして、自社のウェブサイトを持つようになっていったのです。これが第1の革命です。
   ――[セカンドライフ/01]

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